・マイセン不都合な真実

<マイセン不都合な真実>

今回ご紹介しますお皿は大手デパートで売られていました【マイセン皿】になります。


底部修復跡

年代も比較的新しく、それほど高い【マイセン】ではありませんが、右の写真をご覧頂きたいのです。
修復してあるのがお分かり頂けますでしょうか?

この【マイセン】は、底部が破損したためにボンドで接着し、修復したものですが、購入するときには一切そのような説明はなかったようです。
定価70,000円だったものを50,000円に"まけて”貰ったようですが、このような修復品であれば精々2万円がよいところになります。

大手デパートと言えども、このような商売をするところがあるのです。
見えないところの修復ですから、確かに見た目には分かりませんが、それでも『安い、傷物を買わされた』というのと『傷部分を知らされて納得して買う』のとは気分も違います。

次にご紹介します【マイセンカップ&ソーサー】は、オークションに登場したマイセンで、年代も古く、絵柄もまずまずの作品となりますが、物凄い価値があると思って買ってはいけない【マイセン】と言えるのです。

「こんなに綺麗な絵柄をしているのになぜ?」
と思われると思いますが、下記のマークをご覧頂きたいのです。違いがお分かり頂けますでしょうか?


そうなんです!<カップ>と<ソーサー>の作られた年代が違っているのです。
どちらかが完全に破損して、どこからか同じようなデザインをしているものを探してきて組み合わせてオークションにかけたのです。
オークションカタログでは、以下のように解説されていました。
風景文カップ&ソーサー
【時 代】:1890年〜1900年
上下が違う等一切記載がされていなかったのです。
この『カップ』と『ソーサー』が違っているわけであり、年代も当然違うはずですが、ここでは一切触れられていないのです。それでもオークションでの落札価格は20万円近くします。

販売する側が知っている情報を全てお客様に開示し、その上でご判断いただくというのが、お客様との信頼関係を構築するには必要だと思っており、『聞かれなかったから』ではなく、『これが専門家として知りえる最大の情報です。
これでご納得頂けますか?』という方がよりスマートなビジネスだと思っております。