・この表情の差は‥

<この表情の差は‥>

以下の2枚の絵皿に描かれています人物の表情をご覧ください。

【マイセン】
【セーブルスタイル】
<絵柄部分を拡大(マイセン)>
<絵柄部分を拡大(セーブルスタイル)>


全く違っているのがお分かり頂けますでしょうか?

左は【マイセン】のお皿ですがそれは見事な表情を描いており、腕の立つ絵師が丁寧にじっくり時間をかけて描いたものだというのがお分かり頂けると思います。
さらに、お皿の裏側にも金彩で細かなデザインが描かれており[写真C]、物凄く手の込んだお皿というのがお分かり頂けると思います。
【マイセン】のお皿でも別格的な出来映えと言えるのです。

[写真A]マイセンの窯印
[写真B]金彩(表面)
[写真C]金彩(裏面)


次に右側のお皿をご覧ください。
これは【セーブルスタイル】のお皿ですが窯印もしっかり入っており[写真D]、金彩も施されており[写真E]、裏には物語のタイトルもあり[写真F]、完璧な【セーブルスタイル】のお皿ではありますが、人物の表情や描き方をみますと、上記の【マイセン】とは技術力に雲泥の差があるのがお分かり頂けると思います。
上記の【マイセン】を描いた絵師を<師匠>としますと、<見習いクラス>の生徒が描いた作品と言えるのです。(この【セーブルスタイル】のお皿は33.8cmと非常に大きく、とても見習いが担当するはずがありませんから、実際にはかなりの老練な熟練絵師が担当したはずなのです。絵師の技量の差とでも言えるかも知れません)

[写真D]セーブルスタイルの窯印
[写真E]金彩(表面)

[写真F]作品タイトル(裏面)


また、【マイセン】だから全てが素晴らしいというわけではありません。
中には、『よくこんな下手な絵を描いたな?』と思える作品もあるのです。
絵師が一点、一点描いていった昔の【マイセン】、【ドレスデン】、【KPM】、【セーブル】、【ヴィエナ】等々全て表情が違うのです。
ご購入になられる際には、『マイセンだから』、『有名デパートだから』という名前で買うのではなく、じっくり作品の出来・不出来を吟味され、ご自分が『気に入った!』と思われる作品を買われるのが一番なのです。
それが数万円のものかも知れませんし、また100万円を超える作品かも知れませんが、価格に関係なく、『これは綺麗だ!手元に飾って楽しみたい!』と思える作品が最も価値のある作品なのです。