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アール・ヌーヴォーの世界は、エミール・ガレのガラス工芸を抜きにしては語れません。
アール・ヌーヴォー(L’Art Nouveau)は、19世紀後半にヨーロッパで生まれ、文字通り、当時としては全く斬新で新しい芸術スタイルだったのですが、本当の価値を見出されたのは戦後になってからなのです。
そして、いまや美術界においてその名を知らないものはいないほどの地位を確立しています。
ガレは1846年に生まれ1904年に没していますが、このガレがもっとも有名になったのは、1889年にパリで開催されたパリ万国博覧会で多くの作品を出品したことによります。
ここで、ガレはアール・ヌーヴォーの第一人者としての地位を確立し、その後、ガレは≪ガレ工房≫を創立し、本格的に商業生産に入っていったのです。
この商業生産の期間は3つに分類され、最も円熟味を増したのは第2期工房時代(1904年から1914年)と言われており、制作されました種類は膨大な数に上ります。
この<工房>ですが<工場>ではありません。今のようなオートメーション方式で作られたものではなく、熟練した職人が一点一点手作りで制作したものであり、厳密に言えば2個と同じものはないのです。
代表的なガレのガラス制作技法は“被せガラス”と言われ、何種類もの色ガラスを重ね、その後に表面から彫刻を施し、深く掘ったりすることで下の色が表に現れ、変化に富んだ模様を出すことが特色となっており、この色ガラスの重ね具合や厚さ、色合いにより、同じデザインでも全く違う作品に見えることもあり、まさに色のマジックとでも言えるのです。
そして、この“被せガラス”を腐食させて模様を掘り出す技法もあり、これは“酸化腐食彫り(アシッド)”とも言われ、殆どのガレ工房作品にはこの手法が使われています。
この他にも色々な技法が使われておりますが、一般にご購入して頂けます作品は、この“被せガラス”作品となっており、弊社でも、この“被せガラス作品”だけをご紹介させて頂きたいと思っております。
この“被せガラス”作品ですが、大きくわけて2通りあります。
一つは風景画、もう一つはお花です。
風景画は”風景文“とも呼ばれており、この”被せガラス“技法で最も綺麗な色合いが出ることもあり、非常に人気の高い作品となっており、綺麗な色のグラデーションが出る作品は滅多に存在しておらず、価格も非常に高くなっています。
そして季節によって作品の展示を変えられる方もおられます。
冬には冬の“風景文”を、夏には夏の“風景文”というように、ガレ作品でご自宅の季節の変化を楽しまれる方もおられます。

<風景文花瓶【冬作品】>
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<風景文花瓶【夏作品】>
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お花は“花文”とも呼ばれており、色々なお花のデザインがあり、ご自分の好きなお花を集められ、ランが好きな方は色々なラン作品を集められますし、紫陽花が好きな方は色々な紫陽花を集められます。
また、複数の“花文”作品を買われ、その季節によってその花を変えられる方もおられます。
色々な楽しみ方ができるのがガレ作品であり、そして価格も目が飛び出るほど高いものから、『あれこんな価格で買えるのだ』と思える程の作品もあります。
何千万円というガレ自身が作ったと言われます(正確なところは確認出来ませんが)“ひとよ茸ランプ”や“トンボ・かげろう”と言った作品も素晴らしいかも知れませんが、より身近に楽しめ、かつ数百万円から数十万円で買えます価格のガレ工房作品の方を弊社としましてはお奨め致しております。
今、ヨーロッパ等で作られています<現代ガレ作品と称するもの>でも20万円から70万円近くするものもありますが、当時の本当の<ガレ工房>作品の趣きや価値は全く違います。
世界的オークション市場でも通じる作品は<昔の作品>だけであり、比較的安く購入できる今はまたとない購入時期と言えるのではないでしょうか。
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